買い物で払った消費税はどこに?
札幌市東区の税理士が執筆するお役立ちブログ。
今回のテーマは、「消費税の基本的な仕組み」です。
買い物をするときに、商品の代金と一緒に消費税を払っていますよね。
でも、この払った消費税はどのように国に納付されているのか考えたことはありますか?
消費税の基本的な仕組みについて解説した今回の記事を読んでいただければ、その答えがわかります。
ねぇねぇ、吾郎くん。
消費税は誰が払っているか知ってる?
え?バカにしてるの?
ぼくたちが買物の時にレジでお店の人に払ってるじゃない。
そんなの小学生でも知ってるよ。
そうだよね。でも、お店の人は吾郎くんから払ってもらった消費税をどうやって国に納めているかわかるかい?
ん~・・・
ぼくが払った消費税を取っておいて、あとでまとめて国に納めてるのかなぁ
半分正解だよ。なぜ半分かというと、実は、そのお店は吾郎くんが払った消費税の一部分しか国に納めていないんだよ。
えっ!!そんなのおかしいよ!
だったら消費税なんて払いたくないもん!
まあまあ、落ち着いて。
一緒に消費税の基本的な仕組みについて勉強しよう。
そうすれば、吾郎くんの怒りがおさまると思うよ。
それに、個人事業主として商売をしていくんだから、青色申告だけでなく、消費税についても基本的なことを知っておく必要があるね。
今回から6回にわたって消費税の基礎知識について勉強していこうね。
消費税の基礎知識
消費税の負担と納付のながれ
おぉぉ!なんかすごい、ちゃんと考えられた仕組みなんだね。
最初に取り乱したのが恥ずかしい。
恥ずかしがらなくても大丈夫だよ。
ぼくも税理士試験の勉強をするまでは知らなかったんだ。
結局、消費税を払うのは誰だ?
ここまで解説してきたように、消費税を国に納める人はたくさんいるんだけど、負担するのは最終的にその商品を消費した人ということになるよ。
だから、消費税を払うのは誰かといえば、最終消費者なんだよ。
消費税は、負担する人と納付する人が違うので、間接税と呼ばれているんだ。
なるほど。ぼくが払った消費税は、お店や卸売会社などが納付してくれているんだね。安心した。
でも、吾郎くん。安心するのはまだ早いよ。
実はね、吾郎くんが払った消費税は、必ずしも全額納付されているとは限らないんだ。
それは、また今度説明するね。
札幌市東区の税理士、木津憲亮(きつけんすけ)です。
1976年1月11日生まれ、奥尻島出身。
私は、個人事業主や小さな会社を専門に応援する税理士です。
このブログでは、個人事業主の方や小さな会社の経営者様が間違った知識で失敗したり、知らずに損をしたりすることのないようにという願いをこめて情報を発信しています。
あなたの夢の実現に、少しでもお役に立てれば幸いです。
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